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買いもの

祇園祭と愉しむ、粋な酒。

2015.7.10

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コンチキチン、コンチキチン…。
今年も京都に祇園祭の季節がやってきました。
昨年から復活した後祭の山鉾巡行も見逃せません。

祇園祭と言えば、7月17日の山鉾巡行とその前三日間の宵山の印象が強いですね。
けれども、実際の祇園祭は、7月1日の吉符入(きっぷいり)から
7月31日の疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい)まで1か月間を通して、数々の神事をとりおこないます。
特に、2014年からは、後祭の山鉾巡行が復活し、趣の異なる二度の巡行と宵山が味わえる祭として、さらに歴史的な重みを増してきました。

祇園祭が行われる八坂神社の祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)。
素戔嗚尊と言えばお酒の力を借りて、ヤマタノオロチを退治した日本有数の勇猛な神様です。
そのためかどうか、この祇園祭には、粋な日本酒が驚くほどよく似合います。
ハレの日にこそ飲みたい『黒松白鹿 純米吟醸』は、華やかでふくよかな口当たり。
それは、幾度もの大火や戦乱にも負けず、1100年以上伝統文化を守ってきた京都の町衆の心意気にも通じます。

祇園祭は、まさに、京都が生み出した世界に誇るべき、動く一大芸術作品にほかなりません。
宵山では、美味しい日本酒で頬を赤く染め、山鉾巡行では、お神酒代わりに身を清める。
はんなりと、それでいて勇壮に…。
祇園祭の歴史は、ヤマタノオロチもつい酔いしれてしまった、日本の本物のお酒と共に、これからも幾久しく続いていくことでしょう。

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