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暑気払いに『甘酒』を飲もう!

2015.7.10

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「暑気払いに甘酒を飲もう」。
そう聞くと、「夏に甘酒?」と、少し違和感を覚える人もいるのではないでしょうか?
実は、甘酒は、夏にこそ相応しいもの。
今回は、甘酒の知られざるパワーについてお話ししましょう。

甘酒は、寒い夜にしっかり温めて飲むというイメージがありますよね。
けれども、江戸時代の庶民たちにとって、甘酒はまさに夏の風物詩。
ここ京都でも、夏と言えば、甘酒売りの行商姿が恒例のものとなっていました。

今では、暑気払いと聞くと、ビアガーデンでの一杯を思い出す人も多いかもしれませんが、
昔は暑気払いには、ズバリ甘酒。
旧暦の6月の初めから7月の終わりの時期に掛けては、「一夜酒」と呼ばれる甘酒を嗜むのが常識とされていました。

それもそのはず、甘酒には、ビタミン、アミノ酸、ブドウ糖など、
非常にたくさんの栄養素が含まれ、夏を乗り切る驚くべきパワーが隠されています。
よく言われるように、お酒が薬だとしたら、甘酒は点滴。
薬よりも即効性があり、効果も持続するような気がするのは、決して気のせいではないはずです。

もちろん江戸時代の人々はそんな理屈を知りません。
それでも、皆がこぞって飲んだという事実こそが、甘酒の実力を物語っていますよね。

「あまーい、あまーい」と夏の夜に売り歩かれた甘酒、一夜酒。
甘酒を飲みながら見る夢は、楽しかった子供時代の夏休みの遠い日。
一日中、真っ黒になって遊んでも、決して疲れを知らなかったあの頃のエネルギーがあなたの身体に漲ってきます。

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しょうがの風味がほんのりと感じられる、酒粕と米こうじから作られた奥深い味。
ぜひこの機会にお試しください。

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