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読みもの

温度によって呼び方が変わる?日本酒の不思議

2015.10.23

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sake001

秋が深まり、日が沈むと随分冷え込むようになりました。
熱燗で身体の底から温まりたい、そんな季節の到来です。
雪冷え、花冷え、涼冷え…。
聞くだけで日本情緒あふれるこの言葉。
何のことだかご存知でしょうか。
人肌燗に日向燗…。
ここまで聞けば、あっと気付く人も多いかも知れません。
そう、温度によって変わるお酒の呼び名です。


日本酒は季節や料理、種類やその時の体調、気分に合わせて、
あらゆる温度で楽しめる世界的に見ても非常に珍しいお酒です。
それだけでも、十分、誇れる素晴らしい伝統なのに、
さらに日本人はいつの頃からか、その温度に応じて、小粋な名前を付けました。
それが、先ほどの花冷えや日向燗といった美しい日本語です。

元々日本では、9月9日の重陽の節句を過ぎると、3月3日の桃の節句までは、
燗を付けて飲むという習わしがありました。
旧暦の9月9日は現在の10月下旬の頃ですから、なるほど、確かに温かいお酒が恋しくなる季節です。

燗を表す言葉は5度ごとに6つほど。

一番熱い55℃以上の燗を「飛びきり燗」と表現します。
お次の50℃が、よく聞く「熱燗」。
「上撰 黒松白鹿 超辛(1.8l)」は燗あがりするお酒として、「燗酒コンテスト2012」で最高金賞を受賞しました。

45℃の「上燗」には、すっきりした「上撰 黒松白鹿 本醸造(1.8l)」がピッタリです。
40℃は「ぬる燗」と呼ばれます。
「超特選 黒松白鹿 特別本醸造(1.8l)」「特選 黒松白鹿 本醸造四段仕込(1.8l)」におすすめの飲み方ですね。
体温に近い35℃は、その名も「人肌燗」。
人肌恋しい季節には、「超特選 黒松白鹿 特別純米山田錦(720ml)」でホッと夢見心地。
(180ml,1.8lもあります。)
「日向燗」は30℃前後で味わいます。

「冷や」と聞くと、冷たいお酒をイメージするかもしれませんが、実は、常温のこと。
昔は、冷蔵設備がありませんので、温めることはできても冷やすことはできません。
自然と常温が最低温度となっていたため、最も「冷や」したお酒は常温だったと言う訳です。
最近は、冷蔵庫がありますので、15℃の「涼冷え」、10℃の「花冷え」、
5℃の「雪冷え」と冷たい温度でも様々な味わいを愉しむことができるようになりました。

冷よし、燗よし、燗冷めよし。
繊細な日本人の舌を満足させる旨い酒。
今夜はどんな温度で私たちを包み込んでくれるのでしょう。

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